COLUMN

【Column】旅に求めるのは非日常ではなく異日常

現在において、特にZ世代において、旅に求めているものが、「非日常ではなく、異日常」になってきていると感じている。

ここで私が言う、非日常と異日常の定義は以下である。

●非日常
自分の日常の延長線上にあるもの。
食事が豪華、ホテルが豪華などがこれにあたり、あくまで自分が普段行っていることのグレードが高いものを体験できること

●異日常
自分の日常とはかけ離れたもの。
農村暮らしや収穫体験などがこれにあたり、自分がまだ見たことない経験したことないことを体験できること

単純に観光地に行って、観光名所を見て、地元の名物食べて、ちょっと良い旅館に泊まってという非日常を味わうための旅行は、SNSやユーチューブなどでの情報から既に疑似体験しまっており、もうその刺激だけでは足りなくなってしまっていることが背景にあると考えている。

異日常の旅の特徴は
①日常生活とは異なる生活を体験できる
②大声を出すなどの感情をむき出しにできる
③趣味・趣向の世界に没頭できる


私もまだ明確にニーズを捉え、明文化できているわけではないが、顧客のニーズの変化は大いに感じており、これまでの「非日常体験」という言葉からの脱却をし、新たね定義付けを行った戦略が必要になってきていると考えている。

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