COLUMN

【Column】儲かるか、儲からないかは経営者次第

コンサルティング・プロデュース業をやっていると「何か儲かる業態ありますか?」と、よく聞かれますが、前提として必ず儲かる業態は存在しないということは、言わせてもらっている。

様々な儲かっているお店の構成要素を解剖して、商圏人口がOO万人以上で、お店の規模はO坪〜O坪で、駅からの距離がOOキロで、競合店が周りにO店舗あって、メニュー数はOO品で、価格はOO円で、、、、と一つ一つの指標・ルールを作ることで、業態を作り上げていくが、それでも必ず儲かる業態とは言えない。なぜなら儲かるか儲からないかは”経営者”という要素が占める割合が大きいからだ。


経営者がどこまで本気に取り組んでいるかどうか。その熱がどこまでスタッフに伝わっているかどうか。経営者の求心力が無ければ、現場では、スタッフのモチベーションが低く、例えば、マニュアルを無視した量の盛り付けを行っていたり、体調不良を言い訳にした欠勤が頻繁に起きたり、お客さんへの挨拶がなかったり、さらに極端を言えば、社員がお金をちょろまかしていて潰れたなんてことが起きる。

どれだけ人という要素を最小限にしたビジネスだとしてもどこかで人の要素が入ってくる以上、成功の可否に、その組織の人を束ねる経営者という要素が関与してくる。


私もコンサルタントとして働き、そして自分自身で今、お店を経営するようになったからこそ、そのことに気づき、クライアントにもその重要性を説くことができている。

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