COLUMN

【Column】採用が難しいことを前提とした店舗開発

私達は主に観光地と言われる立地でビジネスを行っていますが、その中でボトルネックになるのが採用の難しさ。日本全国様々な観光地でプロデュースしてきたが、日本の観光地の多くが、人口の多い都市部から離れた地にあり、近くに大学・学校もないことが多いことから、人財の確保が難しいという背景がある。

「その地のファンで働きたいと思っていました」と応募してくれる人も少なくはないのだが、通勤に時間がかかる、近くに住むと言っても物件がないなどの高い壁が立ちはだかる。

だからこそ私達がプロデュースする店舗開発は「属人的でないこと」を前提として企画開発している。

「特定の技術・経験を持つシェフ、パティシエじゃないとできない」
「人手が多数かかる運営オペレーションになっている」
ということが絶対にないようにしている。


「そうすると、商品に魅力がないのでは?」と、思うかもしれないが、そこは、その地が持つコンテンツの魅力を引き出す企画力で高い商品力を生み出している。



ビジネスの広がりとして、その地にお店を作ることで、仕事を生み出し、そこで働く人のために、街の古民家などをシェアハウスにリノベーションして、住まう環境を作り出し、その地に外からでも働きにこれる環境を作り出すこと。

移住と言うとハードルが高いと思うが、1ヶ月からの短期での暮らして働く、働き方でもwelcomeである。なぜなら私達が生み出す店舗は、誰しもが即戦力で働けるお店なのだから。移住して長期に渡って住まうだけでなく、様々な人が行き来することも、その地の魅力を知る人が増えるということであり、結果、地域の発展につながっていくことにつながると考えている。

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