COLUMN

【Column】大山健太郎氏の名言 「今日の満足が明日の不満」から感じるスピード感

アイリスオーヤマの大山健太郎氏の名言
「今日の満足が明日の不満」
が金言過ぎる。

来年の日経MJのヒット予想にもランクインしていた「ステルス家電」はまさにその金言を体現したような商品である。

これは商品開発の話ではなく、全ての業種・業界の商売において、非常に重要な金言である。

ラーメン屋でお客さんが気づかないレベルで、より美味しさを追求して味を変えているお店があると聞いた。お客さんが気づかないレベルで変えていくというのが重要らしく、「変わらない味で美味しいね」とお客さんに言われるためには、味を少しでもレベルアップさせないと、本当に同じレシピで出していたらお客さんの舌は日々超えてきているので不味くなったと感じられるらしい。

「今日の満足が明日の不満」
不満を感じ、それが解消されて満足したら、また違う不満を感じる。人の欲求は止まらない恐怖の一面を感じさせる言葉だが、そこからはスピード感というメッセージを強く感じる。

何の項目でも良いから、レベルアップをしていかないとお客さんにとっては衰退している、魅力がなくなったと思われるのと同じなのだ。そして、消費者のその衰退を感じるスピード感の早さがもう今日明日の次元で起きるレベルであるということを感じた。

「維持は衰退」「今日・明日の時間軸で改善するスピード感」この2つの重要なメッセージを感じた金言だった。

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