COLUMN

【Column】 集中力のタイプ

「集中しなさい!」
そんな言葉で叱る親や上司がいるが、その人達は集中力の本質が理解できていないのではないかと思います。


集中力には「深さ」 「長さ」 「早さ」 この3つの軸があり、それによってタイプが分かれると言われています。
大切なことは自分がどのタイプであるかを理解し、自分にあった勉強・仕事のスタイルを身につけること。


例えば集中力が”浅く・長い”人はマルチタスクをこなすことが得意なケースが多い。 逆に一気に集中して取り組もうとすることが苦手で、 「集中しよう」と思ってもなかなか集中できない「遅い」タイプであることも多い。 試験勉強の時に大掃除とかしちゃうタイプですね。

私自身もこのタイプであると分析しています。 だからあまり仕事に時間を設けたり、 何時から何時までは休憩といったまとまった休憩時間を設けずに、複数の仕事を長々とこなす仕事のやり方をとっています。
周りの音とかも気にせずに(逆にあったほうが良いくらい)、多少うるさいカフェなどでも淡々と仕事をすることができてしまい、場所や時間などを選ばずに仕事ができてしまうタイプでもあります。子供の頃リビングで勉強する子供はこのタイプになりやすいとも言われているらしい。

一方で集中力が”深く・短い”人はクリエイターやアスリートなどに多い。アイディアなどを散らかしておいて、スイッチが入ると一気に深く集中し、仕事をやりきってしまうタイプです。ただ、集中力が深いタイプの人は同時に”短く・遅い”人が多いとされているが、こうゆう人で、ある分野で成功を収める人の多くが、深い集中に入るための方法(ルーティン)を身に着けることで成功しているとされています。
そうすることで、瞬間的に集中力が”深く・短く・早い”タイプになっているのです。

もちろん集中力が”深く・長く・早い”人であることが最強ではあるが、きれいな三角形を描ける人などいないでしょう。


だから親や上司も「集中しなさい!」と怒るのではなく、 その子(人)の集中力のタイプを知り、 それに合わせたスタイルを身につけるサポートをしてあげることが重要なのです。

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