COLUMN

【Column】 二等立地を一等立地に仕立てる

飲食・小売りチェーンにとって、最大の課題は「有望な立地探し」ということ。

有望立地が見つからない中で、成長を図っていこうと思うと、これまで有望立地とは思えなかったところを有望立地に変えていく、マーケットの創造が必要になる。

以前に”がっちりマンデー”で人口5万人の佐渡島にウエルシアが4店舗も出店しているとやっていた。4店舗出店でスケールメリットを出し、単店ではなく、佐渡島全体で見たときの収益を見越しての戦略だろう。有望な立地が不足している中で、新しい立地開拓をしていっている。


コンビニなんかも駅のキオスクだったり、郵便局の中だったり、オフィス内だったりと様々な形式で、これまでとは違う立地に新しい形態・品揃えで出店することでマーケットの創造を図っている。

誰から見ても一等立地の場所は取り合いになるので賃料は高くなる。そこを取り合うよりも、競争の少ない二等立地を一等立地に仕立てる手法、二等立地でも成功する業態開発ができると強い会社になるのだろう。

その点で目を見張るのが「株式会社バルニバービ」さんだ
今ではそのブランド力から引く手数多なのであろう、1等立地の出店が増えているが、バルニバービさんは他社が手を出さない、悪立地と思える場所を逆に活かす業態づくりが本当に上手で、勝手ながらいつも勉強させていただいていた。

飲食・小売りチェーンにとって、最大の課題は「有望な立地探し」だが、その競争から抜け出せると新しい世界が広がるのかも。

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